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Kinoko3制作後記 第7話


4話~6話のネタ回とは打って変わって、第7話は怒涛のシリアス展開。
とはいえおちゃらけもちょくちょく挟まってはくるので、ストーリーと不条理ギャグの両立という葛藤状態もより一層深刻化。この辺りは頭の中ぐちゃぐちゃになりながら作っていたような気がする……。

しかし7話以降の流れは、Kinoko3の企画当初からほぼ決まっていたので、シナリオの大筋ではあまり悩まなかった。それなのにまた無駄にダンジョンとか作って苦悶する羽目になるというのが、Kinoko地獄。この辺りから作者は狂気のKinoko製造マッスィーンと化し始めていた。
ノベルゲーにダンジョンなんて誰も求めていないし、当時としても作者自身疑問に思っていたくらいなのに、その誰得感こそがKinokoシリーズのあるべき姿である、というような強迫観念に囚われ(なんのこっちゃ)、反吐を戻しながら変態的なゲームシステムを構築していたのである。完全に取り憑かれている。あな恐ろしや。

そしてシナリオとして行き着く先は、「お近づきになったヒロインともれなく敵対」というコンセプトだった。まさにKinoko的ラブコメの末路という感じではある。が、肝心のラブについてそもそもほぼ完全にスルー状態なので、そこは日和ったなあと振り返ってみて思う。
この作品は恋愛要素に対して喧嘩を売っているようでいて、最初から土俵にも上がっていないので、そこをもう少し突っ込んでいけたなら、また違ったものになっていたかもしれない。それはKinoko3というキャンプファイヤーに、投げ入れ損ねたものの一つだ。

御手洗神菜のテーマ曲は、元々女性キャラ全般の登場曲として作られた。が、他にハマらないとい理由から神菜の固有曲となった。よって、そのアレンジ曲である「LAST RESORT」も、ボス戦の共通曲という初期案から対神菜戦の固有曲へと変更がなされた。
この曲は制作の初期段階からほぼ完成しており、ここぞというところで使うつもりで、作品の副題なんかをタイトルに付けちゃってたりするが、まさかこの話のワンシーン(しかも三分岐の一ルートのみ)でしか使わない羽目になるとは……。

「Kinoko壊し」を出発点としてスタートしたKinoko3だったが、物語の破壊にもそれなりのコストがかかるのだという「重み」のようなものを、破滅の序章である第7話の製作時に感じ始めていた。それは、ただでは壊されんぞというKinokoの抵抗のようにも思えたものであった(ノイローゼ)。

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コメント

紫色のうさぎ

あれにラブを挟んだら自殺者が出そう…

  • 2013/09/13 05:22:06

NOIE

確かに、ガチの欝ゲーになっちゃうかもしれませんね。

  • 2013/09/13 05:22:06

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