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2011年08月の記事は以下のとおりです。

塩昆布の茶漬け

ファイル 256-1.jpg
第1回 パブー × 青空文庫 漫画コンテストで賞を頂いたことをいいことに、調子に乗って魯山人漫画の第二弾を描いてみましたよ。

今度は同じく魯山人の料理エッセイで「塩昆布の茶漬け」のコミカライズです。
コンテストと関係無いこともあって、さらにフリーダムな感じに。
http://p.booklog.jp/book/32424

追加システムの実装とか

ファイル 255-1.jpg
話毎にゲームシステムを少しずつ整えてきたSTARLIKEですが、第伍話でようやく一通り出揃う感じです。
今回実装されるのは状態確認画面でグレーアウトしていた「カード」。カードゲームなんだから真っ先に実装されていてもおかしくない特殊カードの要素ですが、ストーリー的な順序もあり先送りにしていました。
まあ、ぶっちゃけスクリプトが複雑で激しく面倒だったので手が回らなかった、というのが実際問題ですが。

プログラマでもない人間が、下手にスクリプトを凝り始めると地獄を見ますね、ホント。
でも、思惑通りに表現出来た時は痛快。

Kinoko3制作後記 第10話


第10話~第11話は「劇場版」あるいは「最終回1時間スペシャル」的なノリを意識して、演出上一続きの話になっている。
とりあえずその前編である第10話だが、メインキャラクターの殉職シーンオンパレード&妻科市大崩壊という「Kinoko壊し」のクライマックスである。

とにかく登場人物がぼこぼこ死ぬ。しかも、それぞれのシーンに結構な長尺をとって。
作者は既に体力的にも精神的にもかなり息切れしていたが、ここがKinoko3のメインなので手を抜くわけにも行かず、白目を剥きつつ最後の力を振り絞って作業をしていた。

作者的にはラスボス戦よりもむしろ10話の殉職シーンのほうがラスボスのように感じらたものだ。それぞれのキャラクターに愛着が湧いていたという感傷的な抵抗も少しはあったが、それよりもなによりKinokoキャラはとにかく「死ななそう」だったのだ。
基本コメディーノリでもあったし、キャラクター自体も皆一筋縄では行かない奴らばかり。それを二度と復活出来ないくらい、説得力を以て退場させるのはかなり骨の折れるミッションだ。
あまり重くはしたくなかったのだが、どうしても「逃げ場の無いシチュエーション」を描く必要があり、ギャグを交えつつも結構悲惨な展開になってしまった。
あとVガンネタ多すぎ(笑)

前作の主人公・姫路佳世の最期を描くのは特に大変だった。
なにせかなり理不尽な最強設定である。まず死にそうにない。
しかし本作の主人公である鶴見太郎が、最後の最後で真の主人公として復活するためにも、師との別れは絶対に必要だった。それが死別でなくても良かったような気もするが、Kinokoを代表するキャラクターである姫路の死は、豆司馬殉職にも勝るKinoko壊しの象徴だったのだ。

しかし姫路はKinokoユーザの間で妙に人気なのが不思議だ(笑)
2・3ともにほとんど女性キャラとして扱われていないし、それどころかKinokoシリーズで最も「男らしい」キャラクターであると言えるのではないだろうか。というかそこが良かったのかな?
作者としてもこのキャラはお気に入りで、最期のシーンをどう描いたものかと頭を悩ませたものである。酷いオチがついちゃったけど。

実を言うと、第9話でユーザ参加企画を開催していたくらいの段階でわりと心境の変化があり、べつに何がなんでも全部ぶっ壊さなくてもいいんじゃないか、という気持ちになっていたのだが、変なところで律儀なので当初の予定通り第10話はきっちり破壊した。初志貫徹である。
にしても、「1」はあんなにほのぼのしていたのに、どうしてこうなった……。

ハム絵馬

  • 2011/08/18 21:42
  • カテゴリー:雑記

とある神社の絵馬掛にて、このような文言の絵馬に目が留まった。

「ウチのハムスター達が元気に天寿を全うしますように」

絵馬には可愛らしい絵も添えてあった。
トラウマ製造機であると言われるハムスター。短い命の愛玩動物を飼う人の、切実な願いがその絵馬には込められているのだろう。

Kinoko3制作後記 第9話


話タイトルが「それぞれの末路」であり、「Kinoko壊し」も本格化してきた第9話。
主人公は廃人になるわ、町は吹き飛ぶわ、機動兵器は押し寄せてくるわでやりたい放題。しかしメインキャラクターはまだ死亡フラグ立ての段階で、実際に第9話で燃やされるのは投稿キャラという……。

2007年4月1日、鉄鋼団のサイト上で毎年なにかしらやっているエイプリルフールネタにかこつけて、「妻科市民大募集」という企画が行われた。これはKinoko3の舞台である妻科市の市民をお絵描き掲示板で募集し、その全てを本編に登場させるというもの。もちろんエイプリルフールのジョーク企画という体だが、実は本当に本編で使われてしまう、というのがミソな二枚舌な趣向であった。ただし妻科が炎上する第9話で、薪にされるための役なわけだが。

どんな絵が投稿されるのか、はたまた全く投稿されず企画倒れとなってしまうのかドキドキしたのを覚えている。果たして有志による妻科市民は計47キャラ集まった。多いのか少ないのかと言われれば、かなり多い。現在よりもさらに過疎地帯であった当時の鉄鋼団としては異例の盛況振りと言えるし、何より全キャラを本編で使用することを考えると47という数字は侮れない。

それにしても投稿してくれた皆さん、悪ノリ加減が空気読みすぎ(笑)。
正直どいつもこいつも作者が料理に困るようなヤツばかり。流石というかなんというか。
しかしそこは変態シェフの腕の見せ所。ゴリ押しではあるものの、一応どうにか全キャラ出演させることには成功した。
切り取ったり、色塗ったり、アニメーションさせたりと、とにかく加工するのが大変だった。これがもし仮に倍投稿されていたとしたらと思うと冷や汗ものだ。ネットの恐ろしいところは、なんらかのスイッチ一つで過疎地帯に予想外のアクセス集中が起こる可能性があることだ。もちろんそれは嬉しいことでもあるが、ほんと100キャラとかいなくてよかったよ……。

鉄鋼団としては異例のこのコラボ企画は、しかし単なるおふざけ以上の意味があったように思える。Kinokoシリーズはスタッフが集まらない(今にして思えば集めていないだけなのだが)ので、個人制作でやっていたわけだが、作者はいつの間にか「絶対に一人で作りきってやる」というような意地に囚われていた。そもそも制作の動機が、個人の妄執でもあるわけで、本来ならば投稿キャラクターのような「異物」が入り込む余地は無かったはずだ。
しかし第9話を作っている段階では、最早そんなことはどうでも良くなっていた。そんな妙なこだわりよりもむしろ、敢えてこのカオス作品に付き合ってくれたユーザの皆さんに対する感謝の気持ちの方が勝っていたと思う。その表現方法は甚だ屈折していたけれども。

Kinoko3第1話~第8話の連載を通して痛感したことは、このような「シェフの気まぐれパスタ狂気風」的な作品であってさえも、ユーザ無くしては有り得ないということ。それは遅ればせながらの鉄鋼団の「お客との出会い」であり、メタ的な意味での「Kinoko壊し」でもあったのだ。

Starlike Stereo

  • 2011/08/03 23:40
  • カテゴリー:雑記



STARLIKE繋がりでWinnieの「Starlike Stereo」。
元ネタではないけれど、STARLIKEのEDテーマにハマりそうだとか勝手に妄想したり。
曲名だけじゃなく、歌詞も妙にマッチしてるんだよなあ。
歌い出し"you can make me a perfect star"なんて、まさにという感じ。
妄想妄想…。じゅるじゅる。

if i can breath, my feeling is starlike

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