液タブでのストロークの訓練でひたすらCLIP STUDIOのミリペンを使っている。
鉛筆とかブラシとか他のドロー系ツールもあるのだが、ミリペンが一番しっくりとくる。
そういえば幼少期、見様見真似で漫画のペン入れに使っていたのがミリペンだった。
子供ながらにペン入れをしてみよう、などと思ったのは「まんが道」にドハマリしていた2コ上の従兄弟の影響だった。
従兄弟はまんが道少年として本格的な画材を揃えていた。
一方、私はその真似をして、少ない小遣いでGペンを買ったのだが、あまりの難易度の高さに一瞬で挫折。しばらくは代わりにボールペンを使用していた。
しかし、ボールペンは鉛筆画の上からなぞるのには向いておらず、なかなか思うようには行かなかった。
そんな時、文房具屋で見つけたミリペンは、当時の自分としてはあまりにも画期的で素晴らしいツールだった。
掠れず滲まず、簡単な線が引ける。
その原体験からか、デジタル上でもやはりミリペンが好きだ。
というか、ミリペン自体がそもそも「均一さ」というデジタルな性格を持っており、そういう無機質な線が好みなのだと思う。
表情豊かな筆やGペンには憧れるものの、自分の肌には合っていないのだと、日々描き散らしながら改めて認識した次第。