昨年からなんやかんや色々ありますが、個人的に特に痛かったのが、文章を書くための集中力が全く無くなってしまったことです。
単語の選択にひたすら迷って、一行書くのもままならないという状態に陥ってしまい、仕事にも支障をきたして焦りました。
……いや、大して焦ってなかったかも。投げて遊んでたし。
まあ、かなり困っていたのは確かで、一年間のんびり試行錯誤していました。
端末を変えてみたり、画面との距離を変えてみたり、変な姿勢で書いてみたり、手書きにしてみたり、音声入力にしてみたり、ダンボールを被ってみたり、うんこを漏らしたりとか。

で、実際にわりと効果があったのは防音イヤーマフを導入することでした。
とりあえず買ったのは写真の1000円くらいの安いヤツですが、防音性能はちゃんとしていて、装着すると水中にいるみたいな感じになります。
これが文章を書くための状態としては非常に良いらしく、イップス（？）がかなり改善しました。
電話や来客をガン無視してしまうのが玉に瑕ではありますが、なかなかに重宝しております。

というか、コレってもしかすると防音それ自体よりも、「世間から隔絶されている」という認識を作り出すことのほうが重要だったのかも？
電話や来客をガン無視するような引きこもり的な精神状態が、文章を書くのにはベストであると。
……いや、極論に走ればそりゃそうだろうよ。集中するって、突き詰めればそういうことだし。
以前はその引きこもり精神状態のオンオフを脳内のソフトウェアで切り替えられていたのですが、なんだか上手く機能しなくなってしまったので、とりあえず周辺機器に頼っている、というのが今の状況なわけです。
でも、今回のことで色々考えたおかげで、自分にとっての「書くこと」に対する理解がちょっとだけ進んだ気がします。Ver.0.000001くらい。